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人の評価は問題ではない


前回、和田先生から問われた「詩や絵では食えないという意見についてどう思いますか?」という質問の答えを私なりに書きました。

他にも弟に会いに行く理由を書いています。

では、続きを読むからどうぞ。




1984年9月16日(日)

【私の言葉】

心が何かスッキリしません。

【和田先生の言葉】

心がスッキリしたりしなかったり、誰でもあることです。

ただそれにとらわれるか否かの違いです。




【私の言葉】

弟に会いに行く、はて何をしに行くのでしょうか?

先日、くだかけ事務所へ行った時、Fさんに弟が一度此処を帰る時に”今日兄さんと母さんが迎えに来るんです”と言っていたと聞いて、とてもすまないという気持ちと、もっと優しくしてやらなくちゃいけないという気持ちが出てきて、弟の顔が見たいという衝動が抑えられず、弟の高校の月例会へ行こうと決めたのですが、いざお袋からお金が送られ、電車の時刻表を広げると、今の僕が弟に会いに行っても弟に心配させるだけじゃないかと考えていたところ、今日Kさんの家へ電話することは何もこれといった用事が無いのならしない方がいいと大先生に言われたので、踏ん切りがつきました。

やはり弟に会いに行くのはやめます。

それとは別に聞きたいのですが、ただ会いたいからという風に、なんとなく会うというのは、僕とKさんの場合に限らず誰とでもよくないのですか?

【和田先生の言葉】

そんなことで行動していたら3年や5年は夢の中



【私の言葉】

詩や絵では食えないという人、確かにいます。

でも食える食えないで職を判断していたら、どんな職に就いたって、その職のプロになりきれず、いつまでも食える、食えないのレベルにとどまって成長がないと思います。

要は自分を賭けるだけの仕事かどうか、つまるところ好きかどうかという一言に尽きるんじゃないのでしょうか?

それは理想論であって現実はそうはいかないと言われるかもしれませんが、嫌いな仕事に就いても、いかに好きにしてゆくかという努力は必要だと思います。

ことに詩や絵という芸術にはその好きだという感情がとても大切で、好きとか自分を賭けようというレベルで判断した人じゃないと、とても芸術を追及してゆくことは出来ませんし、言われる通りまさに食ってゆけません。

でも、食べれるとか食べれないという経済的な面での評価は、どの仕事でも後から実績についてくるもので、それは芸術だけに限らないと思います。



自分が好きで自分を賭けてみようと思ったなら、自分の信じるものを徹底的に追及していったらいいと思います。

それがいい作品で本物であれば、きっとそれだけの評価をしてくれるでしょうし、それ程甘くなくても分かってくれる人がいる筈です。

第一、芸術というのは不変的絶対的価値というのはなく、自分の心しかないという、言うなれば未開な分野ですから、新たな事業、仕事を始めた人の様に食うや食わずになるかもしれないのは当然のことです。

また仮にいい作品を生んでも、その人がそれに満足してしまうなら、その人の作品は技術だけの”仏作って魂入れず”作品になってしまいます。

絶えず未だだ未だだという前向きな気持ち、フロンティアスピリットが必要だと思っています。


考えてみると、それらのことはどの仕事にも多かれ少なかれ共通している事ですから、結局食える食えないで職を判断していたら、その人は食べれなくなるんじゃないでしょうか?

芸術にしても、その程度の判断で選んだなら長続きしないでしょうし、本物は作れないと思います。

これが僕の考えです。





【和田先生の言葉】

その考えに私も全面的に賛成です。

他人がみて、どんなヘボ芸術でも自分が力の限り取り組んだら、それでいいのだと思います。

食えるか食えないなどは問題ではない(それが問題だとするのは、はたの人のお節介でしょう)。


誰の評価も必要ではない。評価なんか問題ではない。

私は一生、誰の評価も問題にしたことはありません。

只直実を求めて来ただけです。


ただ好きだというだけで、その道を貫くことができるかどうか、そこが問題です。






私は頭で考えてひねくり出している言葉ですが、その言葉に対して、和田先生の言葉はスパッと言い切っていますね。

「私は一生、誰の評価も問題にしたことはありません」

この言葉を読んだ時、大先生カッコいい!!素晴らしい!!と思いました。

そんな風に生きてみたかったです。

今までの私の人生はそんな人生ではなかったです。


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