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私が発達障害という病名を受け入れられるまでのプロセス


ある人から『発達障害と診断されたら楽になるの?』と、聞かれました。

『そりゃあ、楽になりますよ~!!だって、そういう人なんだって諦めがつくし、変わらないものを変えようとする無駄な努力をしなくていいじゃないですか!!』

『すっげー楽になります!自分が受け入れられるようになるんですから!』と答えました。

もし、あなたが心療内科でそう診断されたら、どう感じますか?

発達障害と診断されても、人によって受け取り方は違う


私が話したその人(Aさん)はとても前向きな人で、あまり細かいことを気にしない、おおらかな人です。

一方、私はとても後ろ向きで、細かいことに拘り、神経質な人です。

こんな正反対な二人が『病名が付いたら楽になるの?』ということを話題にしたのが面白いです。



話の始まりは、何かのやり方について話していた時のことです。



Aさん
『そこまで細かく拘らなくていいですよ。アラビンさんは、細かいことに拘るんですね。』

私 
『そうなんですよ。子供の頃からそうなんですよ。これって性格っていうか、発達障害の症状の一つだってわかったんです。』

Aさん 
『そうなんですか?それって、誰にでもありがちな傾向じゃありません?』

私 
『いや、だから、それぐらい多くの人が自分が発達障害だと気付かないまま、生きているってことですよ。』

Aさん 
『今は医学が進んで、何にでも病名が付くようになりましたけど、病名が付いたら楽になるんですか?病名が付くことで、却って気持ちが落ちそうな気がするんですけど・・・

私 
『そりゃあ、楽になりますよ!!だって、私は若い頃から自分は小さなことに拘る傾向があることに気づいていたんです。そして、それを変えようとして、すーーーーーごく努力してきたんです。

もっと物事を全体的に見られるようになろうと、どれくらい努力をしてきたか?

でも、最初から自分は発達障害で、それは生まれつきの性質で変えられないものだってわかっていれば、変えようと努力しませんよ。

変えられないものを変えようとするぐらい苦しいことはないです。

Aさん
『なるほどね~。でも、それも人によるのかもしれませんね。病名がつくことで楽になれる人と、病名がつくことで気持ちが落ちてしまう人と。』



でも、それは普通だと思います。

誰しも最初は、発達障害という病名は受け入れられないでしょう。

「そんなバカな!?自分が病気のはずがない!!」とショックを受けるはずです。

誰しも健康で優秀で美しくありたいという欲求がありますから、先天的な病気ですと言われると、その欲求の実現が完全に奪われてしまいます。



特に「今の自分には価値がない」と自分を否定的に見ている人ほど、その欲求が強いです。

変わりたい欲求が強い人のショックは、相当なものです。


発達障害を受け入れられる人と受け入れられない人の違いとは?



私もまだ10代の頃、「あなたは発達障害をベースにした妄想性障害です」と言われていたら、素直に受け入れられていたかどうか怪しいものです。

「そうなんですか!じゃあ、こんな自分は変えられないし、変えようとする必要はないんですね?」とは、言えなかったでしょう。



まだまだ希望がありました。

理想的な自分になれるはずだという希望がありました。

だから、変えるための努力もできました。(ムダな努力ですが・・・・・)



そして、散々努力して、希望を見ることに疲れ果てました。

・・・・あかん、変わらんわ・・・・



ようやくありのままの自分を受け入れる余地ができました。

そんな時に発達障害の特徴として、一つのことにすごく拘ってしまうことがあると知ったのです。

だから、そうだったのか~と受け入れて楽になれたのです。



発達障害と診断されて楽になる人は、その人なりに努力し尽して、気になることが何も変えられなかった人です。

発達障害と診断されて悲しくなる人は、努力すれば気になることが、自分の望み通りに変えられると思っている人。

そして、今まで気になることを思い通りに変えられた人です。



人生を自分の望むように変えられると思っている人にとって、発達障害と診断されるということは、『このことについては、あなたに変えることは出来ないよ』と言われているのと一緒です。

すべて思い通りに変えられると思っている人にとって、変えられないことほど悲しいことはありません。



でも、散々、変えるために努力して努力して、それでも変わらなかった人にとって、発達障害と診断されることは救いです。

『変わらないのは、あなたの努力不足のせいじゃない。元々、変えられないものなんだよ。』と、先の見えない努力から解放されるからです。

この解放感は、努力し尽して、それでも何も変えられなかった人にしかわからないと思います。



望み通りに人生を変えられるのも楽しいことです。

ですが、望みが絶たれた時に、ありのままの自分を受け入れられるようになるとは、人生というのは本当に不思議なものです。

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