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その症状はトラウマのせいかも?~わかっちゃいるけどやめられない脳のしくみについて


やめたいのにやめられない。そんなことありますよね。それを人は悩むわけです。

私の場合もそうです。人に嫌われているという思考と恐怖。

やめたいのにやめられません。

どうもこれって、トラウマが作りだしているみたいなんです。

トラウマって、具体的にはどんな状態?


私はあるブログで紹介されていた、大島信頼さんの「それ、あなたのトラウマちゃんのせいかも?」という本を購入しました。

軽めのタイトルと違って、その内容の深さと的確さに私は驚きました。

私のことが書いてある!!と思いました。



大嶋信頼さんによりますと、わかっちゃいるけど出来ないという現象は、トラウマ理論的には、「記憶が断片化してしまって、時が止まる」という現象が起きているという見方をするそうです。

要するにトラウマ記憶となっている年齢の反応を繰り返し起こしてしまうということです。



私の体験談がわかりやすいかもしれません。

実は私、3歳の時に父親を事故で亡くしているんです。

記憶は何もないんです。

でも、私自身、3歳の頃の感覚がそのまま残っている自覚があります。



小学生の頃、家に帰るといつもはいるはずの祖母がいませんでした。

私は、窓をあけて玄関先から「おばあちゃん!おばあちゃん!」と泣き叫びました。

それでもおばあちゃんは、すぐに帰ってきませんでした。



「取り残された・・・これからは一人で生きて行かなくては・・・」

私はそこまで思いつめて、泣いていたのです。



しばらくして帰ってきた祖母に言われました。

「ちょっと近所に行っていただけじゃない。なんでそんなに泣き叫ぶの?」と。



私にもわかりませんでした。



当時の私にはわかりませんでしたが、今の私ならわかります。

父の死というのは私にとって死の恐怖に等しく、記憶が正しく処理できなかったために、人が去るという場面に出会うと、3歳の頃の恐怖が生々しく蘇ってくるのでしょう。

だから、あんなに泣き叫んだんだと思います。



人に嫌われるというのも、そこから生まれていると思われます。

自分を嫌う人が私に近寄らなくなる ⇒ 去っていく

そんな感じでしょう。


トラウマになる記憶と、ならない記憶の違いとは


トラウマ記憶が「わかちゃいるけど、止められない」現象を生み出すのはわかりましたが、不思議なのは、どうしてトラウマになる記憶と、ならない記憶があるのかということです。

記憶が整理される方法を比較してみましょう。



通常の記憶の場合

1.不快な体験をすると、扁桃体が怒りや恐怖の反応をする
    ↓
2.海馬が不快な記憶を前部前頭前野に整理する
    ↓
3.前部前頭前野は、今回の出来事と過去の出来事を照合して、扁桃体をなだめる


この一連の作業によって、一晩寝た翌朝は「よし!今日も仕事やるぞ!」とスッキリ目覚められるというわけです。

では、トラウマ記憶となる場合は、どうでしょうか?



トラウマ記憶の場合

1.あまりにショックが大きい不快な体験をした場合、扁桃体が過剰に怒りや恐怖の反応をする
    ↓
2.海馬が記憶の整理を拒否する
    ↓
3.前部前頭前野は記憶の照合ができないので、扁桃体をなだめることができない
    ↓
4.扁桃体はいつまでも生々しく、怒りや恐怖の反応をし続ける



トラウマ記憶というと、「あれがトラウマになっててね・・・・」と、あたかもショックを受けた状況を覚えているかのように言われがちです。

そういう風に状況と感情を符合させて覚えているのは、トラウマ記憶ではありません。

トラウマ記憶というのは、感情記憶と状況記憶が断片化されて、整理されていないから、トラウマ記憶なのです。

どうして自分がこんな反応をするかわからないのです。



どうして、おばあちゃんがいないだけであんなに泣き叫んだのか?

どうして、人に嫌われることがそんなに怖いのか?

さっぱりわからないのと一緒です。

トラウマは病気さえも作りだす


私の人に嫌われているという気がする恐怖。

先日、精神科医に聞かれました。

「みんなに嫌われているなんて、そんなバカなことはありえないよな」と思うことはないんですか?」と。

「ないですね。」と私は答えました。



普通はそう思うものなんだ・・・・と、人との感覚の違いに気付いたものです。

自分の発想がおかしいと思えないくらい自分の感覚を信じているんですね。

普通はそれを妄想と言います。



おそらく精神医学的には、妄想障害という分類に入るのでしょう。

ですが、精神医学的な分類よりも、この大島信頼さんのトラウマ理論の方がしっくりきます。

病名は結果に対する分類であって、必ずしもその仕組みが解明されているわけではないからです。



例えばこんな場合。

戦争から帰還した兵士は、平和な町に住んでいるのに、ちょっと奥さんから服の脱ぎ方を注意されただけなのに、突然、兵士は切れて、奥さんを怒鳴りつけて、それが自分でも止められなくなるそうです。

ちょとした音にもビクッ!!と驚いてしまうという話も聞いたことがあります。

戦争の時のショックな記憶が今も整理されていないのでしょう。



病名としては、PTSD(心的外傷後ストレス障害)という病名がつきます。

病名がついたからといって、未だに悩んでいらっしゃる方が多いのは、みなさんもご存じですよね。



この戦争帰還兵の方が悩んでいるPTSD(心的外傷後ストレス障害)という状態。

私が「人に嫌われているような気がする」というのも同じ感じがしませんか?



みんながみんな私を嫌うなんてあり得ません。

どちらかというと好かれる方です。

それは自覚しています。

でも、すぐに嫌われているんじゃないか?という反応が起きるのです。



これって、平和な町にいる帰還兵のPTSD(心的外傷後ストレス障害)と酷似していませんか?



いかがだったでしょうか?

この話はとても深く、私にとって重要な問題なので、今回はここまでで止めておきます。

心当たりがあった方も沢山いらっしゃると思います。

また次回、詳しくお話ししますが、それまで待てないという方は、大島信頼さんの本を購入され、読まれると良いと思います。

解決方法も書かれています。

↓↓↓↓↓↓

それ、あなたのトラウマちゃんのせいかも?


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